大雑把な上司の下で働くと余計な気を使う

大雑把な上司の下で働くと余計な気を使う

"私がとある会社の不動産を取り扱う部署で働いていた時の上司はかなり大雑把な人でした。
その部署で経理担当として働いていた時、小口現金や印紙の管理も私の業務のひとつだったのですが、
着任した時、なぜか4,000円の収入印紙が1枚余っていたのです。

 

その会社では高額の印紙類は本店の金融部門から仮払いで取り寄せ、使った時に費用計上するか現金で戻す処理をしていました。
また高額の収入印紙は土地や中古住宅の売買などの契約書に貼付するために使うことがほとんどなので、契約状況などを確認しながら印紙の在庫を揃えていました。
そのため印紙の出入りについては1枚1枚きっちり管理されているはずなので本来余っているなんてことあるはずがありません。
しかし、どう数えても仮払いで入って来た数と使用した数・残っている数の合計が合いません。

 

尋ねてみてもはっきりした理由も言ってくれず、なんでも適当にできると思っているのかうまいこと処理しておいてくれと言われたのですが…
出来るわけないじゃないですか!
本店とやり取りしている印紙の数はきっちり合っているのでそこに紛れ込ますことのなど出来ません。
万一、取引の都合上ほかのところで印紙を購入したということにしたとしても、その時の領収書がないので費用計上するにも無理があります。
領収書なしで伝票を上げて、もし通ったとしても何か監査の時などに質問されるのは経理処理を担当した私です。
正直そんなややこしいことに巻きこんで欲しくないです…

 

また印紙が1枚余っているという状況は良いはずありません。
そのため監査がある時などは見つからないように通常印紙を保管している場所とは別のところに置いていました。
ただ予定している監査とは別に時折抜き打ちで金庫の中を見せて、と監査担当の人がやってくることがあるので気が気じゃありませんでした。
結局そのまま後任者に引き継いで私はその部署を離れたので後はどうなったか分かりません。
大雑把な上司のもとで働くと余計な気を使って疲れます。"